旧暦ホテル ―古くて新しい暦と暮らす―

2018年立春からスタート。旧暦と共に、「大人の本気の『ごっこ遊び』を通じ、ホテルで過ごすような快適な日々を追い求めていきます。

小正月と満月、そして元服

じゅん( @JMaugun )です。

 

今日から新暦では3月ですが

明日は旧暦睦月、一月十五日。満月の日です。

 

 

満月御膳

満月の夜には

和食

旬の魚を使う

一汁三菜

の和食を作ろうと決めています。

 

満月がここのところ、仕事の繁忙期とかぶるので

なかなか凝ったものは作れないのですが

今回も献立を決めて作る予定です。

 

小正月

新月であるお正月を「大正月」

満月の明日は「小正月

というそうです。

 

小正月 - Wikipedia

 

小正月は「女正月」とも言われ

大正月から働き回っていた女性が

休息を取れる日だったようです。

 

残念ながら明日は私はゆっくり出来ませんが

無理はしないよう意識できたらいいなと思っています。

 

成人の日

古来、正月直後の満月の日に

元服をする習わしがあった事から

新暦でも1月15日が「成人の日」と定められたそうです。

(現在は第2月曜日に変更されていますが)

詳しくはこちらをどうぞ。

大勢の大人の前で、若者が元服を宣言し

大人がそれを承認する、というものだったそうです。

だいたい15歳前後で行われていた(時代によって違う)とのことですが

自分の15歳の頃を考えると・・・(笑)

 

実際、20歳になった時も「ああ、大人なんや」という感慨も少なく

(皆無ではありませんでしたが)

成人式も「同窓会」的な意識が強く

「大学生」という立場に甘えっぱなしだったあの頃。

一応「二十歳超えたし自分は大人」とは思ってましたが

「本気の大人の自覚」が芽生えたのは

恥ずかしながら社会人になってからでした。

 

昔々は男性なら「月代を剃る」女性なら「髪の結い方を変える」等々

「この人は大人です」と、外から見て分かる慣習があり

自分自身でもきっと、「ああ、丸髷になったんだ」とか

そういう意識から、大人の自覚が芽生えていっていたのでしょうか?

 

現代はそういう事がなかなか無いですが

「毎日客観的に見る『今までの自分との変化』」

(月代とか髷とかのように)があると

「ある日突然大人として扱われる感」は、薄れるのかなぁ。

まあ、自分の意識が低かっただけなんですがね(笑)

20歳の頃の自分が、上で紹介したコラムを読んだとしても

「ふ~ん。・・・で?」で終わった可能性も大きいです^^;

 

今は好きな髪型、好きな服装を、何歳であろうと選べます。

だからこその自由もあり、だからこその意識の持ちようもあります。

昔は良かった、今の方が良い、等々の話をする気もありませんし

私の中でも「どっちが良い」というのもありません。

 

「過ぎ去ってしまった月日」だからこその気付きもある。

「ええ年」になった今こそ、「大人」としての在り方を考えたい。

今こう思える事が、ありがたい事だなぁと感じています。