旧暦ホテル ―古くて新しい暦と暮らす―

2018年立春からスタート。旧暦と共に、「大人の本気の『ごっこ遊び』を通じ、ホテルで過ごすような快適な日々を追い求めていきます。

野遊び その1

じゅんです。

昨日のブログで、来週月曜から始まる「弥生」の予告をしました。

 

kyureki-hotel.hatenablog.com

 そこで書きましたが、「野遊び」なるものがある事を知りました。

今日はその「野遊び」について。

 

 

「野遊び」って?

 

旧暦関係の本を読んでいたら、「野遊び」という名前を目にしました。

 

ん?

何これ?

遊ぶの?

 

というわけで、調べてみると

非常に楽しげな内容であることが分かりました。

 

旧暦三月三日(寒冷地は四月八日)は

労働を休む日だったそうで

その日にご馳走を持って野山へ出て

皆でごはんを外で頂くそうです。

 

ご馳走を持ち寄って宴を開いて山から神様を迎え

神様と共に食事をすることにより霊力を授かり

山の神様は田の神様になるそうです。

 

春、山の神様は田に降りて田の神様となり

農耕を助けて下さり

秋には収穫の後に、田の神様は山へ戻ります。

その時には、神様に感謝をしつつ山にお連れするそうです。

 

だから「野遊び」は実は、春と秋の2回あるのです。

男女の出会いの場ともなっていて、大事にされていたとのこと。

 

現在の「野遊び」

 

実はこの野遊び、形を変えて現代にもつながっています。

幼稚園や保育園、学校の遠足、春と秋と2回ありましたか?

私はあったのですが

この遠足の起源が「野遊び」だそうです。

 

お花見も実は野遊びが起源、

潮干狩りは野遊びの姉妹版(?)、「磯遊び」が起源。

 

意識はしてませんでしたし、最近まで知りませんでしたが

こうしてつながっているんですね。

 

長くなってきたので、続きはまた明日以降。