処暑の取り組み 紺さん
じゅんです。
昨日からスタッフの取り組みをご紹介しています。
スタッフの取り組み
二十四節気に合わせて、スタッフの皆様が
「こんな事したよー!」と教えて下さいます。
昨日はハッピーフラワーアドバイザーのラビットさんの
秋めくお花をご紹介致しました。
今日はコンシェルジュの紺さんの業務日誌をご紹介しますね♪
紺さんの業務日誌
こんにちは。コンシェルジュの紺です。
処暑は厳しい暑さを越した頃。
そろそろ先を見据えた準備が必要でしょうか。
今日の旧暦ホテルには、
和の暮らしに欠かせない技術をお持ちのお客様がいらっしゃいました。
【紺シェルジュの業務日誌〜処暑〜】
まだまだ日中の暑さがあるとはいえ、
朝晩ひんやりする日も少しずつ増えてきた。
なかなか冬のことを考えるのは難しいが、
急な寒さや台風に伴う寒暖差もあるため、
お客様に心地よく過ごしていただけるよう、先を見据えた手配を、と
今朝のミーティングでは支配人からの言葉もあった。
私のできる先を見据えた手配ってなにかあるだろうか…と考えていると、
お客様がカウンターにいらっしゃった。
綿貫寛治(わたぬきかんじ)様は
年に数度旧暦ホテルを利用してくださる常連さんだ。
もともと布団屋さんだったが、代替わりをした今は、
熊本や福島の国産綿花の栽培プロジェクトに関わるため、
国内を移動しているそうだ。
「だめもとなんだが…
こういうものをこのホテルで紹介してもらうことってできるかい?」
そうして差し出されたのは、貴重な「和綿(わめん)」で作られた
ハンドタオルやハンカチだった。
肌馴染みのよい材質。生成りの色合い。100%のオーガニックコットンだ。
現在の綿の国内自給率はほぼ0%。
そんな中、江戸時代から続く和綿を紹介するのは
旧暦ホテルにふさわしいかもしれない。
単なる紹介でもいい、
もしくはスイートルームのアメニティにしてもいいかもしれない。
そんなことを脳裏に浮かべながら、
マダム支配人に相談してもらうことを持ちかけると、
綿貫さんは嬉しそうだった。
早く安くものが手に入る時代、
時間や手間がかかっても大切にしたいものを守る。
そんな姿勢に学びたくなるお客様だった。
*****
綿柎開(わたのはなしべひらく):
いわゆるコットンボールが見える頃。処暑の初候。
布団屋:
綿の布団は打ち直しができます。
布団の打ち直しの様子はこちらがわかりやすかったです。
https://futon-tsuyuki.com/service/uchinaoshi/
祖父母の家が布団屋さんでした。
昨年、地元の布団屋さんにはじめて打ち直しを依頼したところ、
祖父の作った布団が「いいワタを使っている」と言われて嬉しかったです。
そしてぷっくぷくに再生しました。寝心地最高です。
ちゃんとしたワタでないと打ち直しはできないそうです。
熊本と福島の和綿プロジェクト:
自給率ほぼ0%、「国産綿花」再興への道のり 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/amp/209722?display=b&_event=read-body
機会があれば商品を探してみたいです。
上記で紹介されていたマインド熊本の本社・マインド松井の
フェイスブックはこちら。時々関東エリアの出品もありそうです。
https://m.facebook.com/mindmatsui/?locale2=ja_JP
和布団、昔は寝てましたが最近はなかなか機会が無いです。
子どもの頃に祖父母の家で寝ていましたが
大きくて分厚い和布団は、
子どもの体には重たかったのを思い出しました。
和布団に寝ながら、祖父のほぼ漫談のような話を聞くのが好きでした。
ぷっくぷくの和布団、寝てみたいなぁ。
和綿のハンドタオルとハンカチは
お土産としてお取り扱いする予定です。
又、ハンドタオルはチェックイン時におしぼりとしてお使い頂けるよう
ご用意することになりました。
是非和綿の肌触りをお楽しみ下さいませ。