旧暦ホテル ―古くて新しい暦と暮らす―

2018年立春からスタート。旧暦と共に、「大人の本気の『ごっこ遊び』を通じ、ホテルで過ごすような快適な日々を追い求めていきます。

もうすぐ小暑

じゅんです。

今週土曜日、旧暦皐月、五月二十四日(新暦7/7)は

二十四節気の一つ、小暑です。

 

 

二十四節気とは

 

太陰太陽暦の太陽パート。

春分夏至秋分冬至を軸に

1年を24に分けたものです。

 

このブログを読んで下さっている方にとっては

「もうしつこいって」というくらい書いていますが

詳しくはこちらをどうぞ(笑)

 

kyureki-hotel.hatenablog.com

 

小暑

 

二十四節気の11番目。

 

小暑 - Wikipediaによると・・・

 

梅雨明けが近付き、暑さが本格的になるころ。

『暦便覧』には「大暑来れる前なればなり」と記されている。

蝉が鳴き始める。

 

と。ふむふむと読んでいると

 

この日に至っても梅雨が入らない場合は

「梅雨入り」の発表は特定できずとなる。

それゆえに、四国地方北陸地方近畿地方などでは

「梅雨入りなし」となることがある。

 

そうだったの!?とビックリしました。

二十四節気がこういう気象の条件になっているのは

なかなか面白いですね。

 

また、

 

小暑あるいは大暑から立秋までの間が暑中で、

暑中見舞いはこの期間内に送る。

小暑の終わりごろに夏の土用に入る。

 

夏の土用が小暑の終わりごろ、ということで

手帳で探してみたところ

旧暦水無月、六月八日(新暦7/20)に

「夏土用入」と書いてありました。

鰻♪鰻♪鰻大好き!

土用の丑の日」に関しては

また水無月に入ってからブログにしたいです^^

 

暑中見舞い

 

そういえば、「暑中見舞い」って本当に出さなくなったし

受け取らなくなったなぁ・・・と、ふと思いました。

 

最後に受け取ったのは10年近く前。

友人から珍しく(というか初めて)暑中見舞いが届き

どうしたのかなと思ったら

転居通知と「秋には子どもが生まれます」のお知らせを兼ねていました。

 

暑中見舞い、と聞くと毎年もれなく思い出すのは

高校1年の2学期初日のことです。

 

何も考えずに普通に学校に行き

友だちと「久しぶり~」等々嬉々として話していると

担任の先生が、憤怒の表情で教室に入ってきました

 

定年間際の女性の先生で、非常に厳しい方なのですが

開口一番

 

「お前さん方!

 何故だれも暑中見舞いを

 送ってこないんですかッ!」

 

1枚も暑中見舞いが来なかった、何故出さないのだ

これではいけない、ちゃんと出しなさい、と(笑)

 

「え・・・、僕ら先生の住所は・・・」

と男子の一人が思わずつぶやくと

「住所録があるでしょうッ!!」

 

あまりの剣幕に皆びびりきり

そこから年賀状と暑中見舞いはどちらも必ず

担任の先生に出すようになりました。

(3年間、担任の先生もクラスのメンバーも変わらなかったのです。

 ちなみに高校卒業後は、年賀状のみにし、今も変わらず出しています。)

 

当時はクラスの子と担任の先生と副担任の先生の

住所と電話番号が全て載った一覧表が全員の手元に配られ

「連絡網」の表が生徒の手書きで書かれて

印刷されて配られていた時代でした。

 

今となっては信じられませんよね(笑)

 

・・・というわけで

「暑中見舞い」という言葉を聞くこの時期になると

毎年先生のことを思い出すのです。

 

もう随分ご高齢の先生。お元気で夏をお過ごし下さるといいな。