旧暦ホテル ―古くて新しい暦と暮らす―

2018年立春からスタート。旧暦と共に、「大人の本気の『ごっこ遊び』を通じ、ホテルで過ごすような快適な日々を追い求めていきます。

太陰太陽暦って?

じゅん ( @JMaugun )です。

 

今日から数回、昨日ご紹介した「セルフ塾」で勉強した事を

こちらになるべく簡単に書き記していこうと思っています。

私が本を読んで習得し、まとめた物なので

間違っていたらゴメンナサイ。

 

 

太陰太陽暦

 

今までも旧暦関係の本は何冊か読んでいたのですが

読んでただけではイマイチ理解が悪かったのがこちら。

根本やないかい(笑)

 

「旧暦」は「太陰太陽暦」なんですよー

太陽と月の暦なんですよー

「へー」

 

で終わってました。

 

アホ素直なんです(うふっ)

 

太陰暦

 

まずは「太陰」暦から。

こちらがの暦です。

 

新月の日をその月の1日とし、満月が15日〜17日頃にやってきて

月が欠けて行って再び新月。翌月1日になります。

こっちはとっても簡単♪

 

太陽暦

 

次は「太陽」暦。

これ、今も使用している現在の暦は太陽暦です。

 

じゃあ簡単やん!

 

ではなく、意外と複雑に設定されてました

でも、自分で暦を新しく作るつもりで読んでみると

「システマチックで面白い」と感じた部分です。

 

1年を大きな円(サークル)として思い浮かべて下さいね。

行きますよ〜。

 

1年間をまずは二等分。

昼が最も短く夜が最も長い『冬至

反対に

昼が最も長く夜が最も短い『夏至

この2点で二等分します。

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 冬至が上、夏至が下です。

(円が歪なのは見逃して下さい(笑))

そして昼と夜が同じ長さになる『春分』と『秋分』を加えて四等分に。

 

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次にそれぞれの中間の場所に

立春』『立夏』『立秋』『立冬

を入れていきます。

 

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さあ、これで八等分できました!

 

次にこの八等分のそれぞれを三等分。

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 あら不思議!24の枠に分かれました!

 (そらそーだ(笑))

 

これがいわゆる二十四節気です。

この二十四節気をさらに三等分した物が『七十二侯』

これで太陽暦がザックリ完成です(*'▽'*)

 

これを合わせる

 

さあ、この太陰暦太陽暦を合体させます。

ところが

 

太陰暦=1年間が約354日

太陽暦=1年間が約365日

 

11日も差が出てきます。

(本当はもっと細かい数字なんですが、小数苦手なんでここではザックリいきます)

 

太陽暦では4年に1度閏年がありますよね。

現在の世界標準暦の「グレゴリオ暦」では

1年間は365.2425日だそうで

2月に1日加えて、365.2425日の小数点以下の数字を調整し、366日とします。

 

さっきも書きましたが、太陰暦(月)の1年は太陽暦に11日足りません。

3年経つと・・・?33日ですね。ほぼ一ヶ月浮いてくるわけです

この浮いた一ヶ月を「閏月」うるうづき)として

19年に7回加えることになります。

これ、適当な場所に「えいっ」と入れてるわけではなく

ちゃんとルールに則って入れられますが

このルールは複雑なので、ご興味のある方はご自身で調べてみて下さい。

 

閏月

 

八月の後ろに来る閏月は「閏八月」という風に呼びます。

この入る場所のルールの決め方が太陽暦と連動していて

どこに閏月が入るかで、その年が暑い日が続くか寒い日が続くか等々分かります。

 

旧暦では

 

一〜三月が春

四〜六月が夏

七〜九月が秋

十〜十二月が冬

 

例えば「閏五月」が入る年は、暑い日が長く続きます(夏が長い)。

「閏九月」が入ると年は、冬の訪れが遅くなります。

 

太陰暦太陽暦の組み合わせからは、もっともっと色んな情報が読み取れます。

昔の農家などではこの暦を上手に使って

農業に取り組んでたんですね。

 

次回は季節について取り上げます。