旧暦ホテル ―古くて新しい暦と暮らす―

2018年立春からスタート。旧暦と共に、「大人の本気の『ごっこ遊び』を通じ、ホテルで過ごすような快適な日々を追い求めていきます。

秋分の取り組み 紺さん

じゅんです。

昨日からスタッフの方々の取り組みをご紹介しています。

 

 

優秀なスタッフ

 

我が旧暦ホテルは、今年の立春に開業いたしまして

無事に秋分を迎えるまでになりました。

これもひとえにお客様のお陰

そしてスタッフの皆様のお陰です。

 

二十四節気に合わせて様々な取り組みをしていただき

お客様をおもてなししているスタッフですが

こうして一緒に取り組んでいると

季節の感じ方は本当に十人十色で

色んな着眼点があり、色んな表現の仕方があるなぁと

毎回感動と共に実感しています。

 

さて、昨日はハッピーフラワーアドバイザーの

ラビットさんの秋分の取り組みをご覧頂きました。

kyureki-hotel.hatenablog.com

今回は旧暦ホテルコンシェルジュの紺さんです。

 

紺シェルジュ

 

紺さんは旧暦ホテルのロビーの一角にデスクがあり

そこでほぼ毎日、多くのお客様と接し

ご要望にお応えしています。

そんな日々の中、二十四節気に合わせて

業務日誌を提出して下さいます。

 

前回はこんな事がありました。

kyureki-hotel.hatenablog.com

 

では、秋分の業務日誌を拝見しようと思います。

 

秋分の業務日誌

こんにちは。コンシェルジュの紺です。

 

秋分は昼と夜の長さが同じ日。そして秋が深まっていきます。

今日は季節に敏感なお客様がいらっしゃいました。

 

【紺シェルジュの業務日誌〜秋分〜】

彼岸花をちらほらと見かけるようになってきた。

今は秋分。空の雲の形にも秋を感じる。

ホテルの窓の隙間からわずかに見える雲の名前は何だったか…

そんなことをふと思っていると、

カウンターにお客様がいらっしゃった。

 

秋本晴(あきもとはる)さん。

彼女は今回、連休を活用して写真を取りに来ている、

兼業フリー写真家だ。

「昨日は、バスのルートマップありがとう。

今日は山の方に行きたいのだけど、おすすめのルートあるかな」

 

どんな写真を撮られるのかと聞くと、

空などの風景とのことだっので、

少し郊外をご紹介することにした。

旧暦ホテルから少し行ったところには、

山の中腹に展望エリアがある山がある。

さほど高くはないがどうだろうかと薦めると、

そこに行ってみるとのことだった。

 

彼女はふっと目を上げると

私が見ていたと同じ窓から雲を見つけて

「今、巻雲が出てますね。秋らしい空になってきましたね」

と教えてくれた。

すじ雲、とも言うようだ。

 

そんな彼女を見送り、カウンター業務も人がまばらになってきたときに、

ライブラリへと足を伸ばす。

手に取ったのは「空の名前」という本。

様々な雲の形、空の表情の写真が載っている。

空は移り変わる。

ほんの少しでもお客様に秋を感じていただけたら…と思い、

秋の雲の解説資料でも作ろうかな、と考えたのだった。

 

 *****

雲の形:

たった10種類だけの無限 雲の形を覚えよう

http://shizenjin.net/guide/cloud/

空の写真撮影の一言アドバイスがあり

「写真の一部に地上の景色を入れてみましょう。

木や建物の屋根や電柱でもかまいません。

そうすると遠近感がでて雲の大きさがわかる写真になります。」

となっていたのでやってみたくなったのでした。

 

本・空の名前:

空の名前 高橋健司・著

https://www.kadokawa.co.jp/product/199999883600/

空の名前を教えてくれる写真集です。

同じテイストの「宙の名前」は夜。こちらもおすすめです。

 

 

秋になると途端に、空の雰囲気が変わりますよね。

まだまだ暑い中でも空を見上げると、夏の空とは違っていて

「あ、秋やな」って思ったり。

そんな秋の空を特徴付けるのが、雲なんですね。

 

旧暦ホテルを始めて、昼夜問わず空を見上げる事が増えました。

今年の秋はのんびり散歩しつつ

外でお茶でも頂きながら、雲を眺める時間を持ちたいです。