旧暦ホテル ―古くて新しい暦と暮らす―

2018年立春からスタート。旧暦と共に、「大人の本気の『ごっこ遊び』を通じ、ホテルで過ごすような快適な日々を追い求めていきます。

土用の丑の日

じゅんです。

今日は旧暦水無月、六月八日(新暦7/20) 

本日土用の丑の日です。 

 

 

土用とは

 

「土用」というのは四立(立春立夏・立秋・立冬)の直前の

約18日間の期間を指します。

最終日は「節分」です。

 

各季節それぞれに土用の期間がありますが

有名なのはやはり、夏の土用でしょうか。

 

ということで、今回の「土用」は

本日六月八日(7/20)~六月二十五日(8/6)の18日間ですね。

(ちなみにちゃんと、指折り数えてみました(笑))

詳しくはこちらをどうぞ。

土用 - Wikipedia

  

丑の日とは

 

以前「初午」について書いた時にご紹介しましたが・・・

kyureki-hotel.hatenablog.com

 

新暦になった現在でも、十干十二支の組み合わさった物が

毎日割り当てられていて

本日割り当てられているのは「癸丑(みずのとのうし)」。

(こちらのサイトで計算しています

干支計算|暦の計算|計算サイト

そう、「丑」の日なんです。

 

そして旧暦六月二十日(新暦8/1)は「乙丑(きのとのうし)」。

もう1回「丑」の日があります。

1度目の今日を「一の丑」、その次の丑の日を「二の丑」といいます。

 

本来は冬

鰻を食べるといわれる「土用の丑の日」。

平賀源内の発案だという通説が、広く知られていますね。

 

「丑の日」に「う」のつく食べ物を食べると、夏負けしない

 

という風習が当時からあったようで

本来の旬は冬である鰻を、売れ行きの悪かった夏に売れるように

店先に「本日丑の日」と書いて貼ったとか。

 

そんな戦略があったことを知った時は驚いたと同時に

未だに平賀源内の手のひらの上で転がされている気になりました(笑)

 

 

鰻にまつわる夫婦喧嘩

普段、とっても仲の良い私たち夫婦ですが

一度だけ夫婦喧嘩・・・というより

私が一方的にキレた事がありました^^;

 

実はその理由が「鰻」でして(笑)

 

ある時、夫が

「大学時代の男子バスケ部の集まりが名古屋である」と言いだしました。

(大学自体は名古屋ではないのですが、

全国に散らばっている皆さんが集まるため

ほぼ中間地点の名古屋がセッティングされたそうな)

 

本当は一緒に名古屋までいって、夫が集まりに参加している間

私は一人で名古屋観光でもしてようかな、と言ってたのですが

当日私にも別の用事が出来、珍しく夫婦で朝から別行動になりました。

 

その日の朝、家を出る直前に夫が言った一言。

 

「今日は先輩が決めてくれたお店が

 ひつまぶしのお店でなぁ。

 僕、万札しか今持ってへんから、千円札に両替できへん?」

 

え?

今なんて?

どこへ行くって言いました??

 

ひつまぶし!?

鰻!?

私を置いて鰻!?

名古屋で鰻食うてくるんか!?

 

朝から一気にマックスまで行った私は

「どーして一人で鰻食べるんよっ!?」

「いや、一人じゃなくて先輩が決めたんやけど・・・」

「なんでよりにもよって今日鰻なんや!

 私、鰻一番好きやのに!!

 男ばっかりなんやろ!吉野家で牛丼でもええやんか!」

 

ものすごく理不尽な事を並べ立てた挙句

 

「私はなぁ・・・!

 鰻もごはんも好きなんやっっ!!」

 

と、良く分からない捨て台詞を吐き

夫を送り出しました(笑)

 

夫はその後、合流して一緒に行った後輩にその話をし

集まりでも「よう分からんことで怒られた」と披露し

その席で「じゃあ奥さん連れて名古屋の名店に行ったらどうや」

そんな話になったようです(笑)

 

(ちなみにその日、私は自分の同級生や後輩との集まりがあったのですが

「旦那が私を置いて、一人で鰻食うてる」というと、後輩から

「じゃあ先輩も、旦那さんが好きな物を

 抜け駆けして食べたらいいじゃないですか」

と言われました。

「ちなみに、旦那さんの好きな物って何ですか?」

「・・・豆腐・・・」

 

・・・抜け駆け感が無いっ!

 

 

その数年後、鰻の旬の季節の冬場、

愛知の名店「あつた蓬莱軒」で、無事に夫婦で鰻を食べました♪

 

今でも鰻を食べる時には、この時の話が出ます(笑)

 

 

皆さんは今日は鰻を食べますか?

鰻を食べない予定の方も、何か「う」のつく物を食べられるといいですね。

今年は二の丑の日もあるので、チャンスは2回ですよ~♪