旧暦ホテル ―古くて新しい暦と暮らす―

2018年立春からスタート。旧暦と共に、「大人の本気の『ごっこ遊び』を通じ、ホテルで過ごすような快適な日々を追い求めていきます。

夏至の取り組み 紺さん

じゅんです。

一昨日は夏至。今日からスタッフの取り組みをご紹介いたします^^

 

 

コンシェルジュの紺さん

 

紺さんは「紺シェルジュ」。

旧暦ホテルのロビーの一画にあるデスクで

いつも楽しそうにお仕事をしています。

 

二十四節気に合わせて業務日誌が提出されるのですが

今回はちょっと意外なお客様がいらっしゃったようです。

(今までの取り組みは「スタッフの仕事」カテゴリーでご覧いただけます)

 

コンシェルジュの業務日誌

 

こんにちは。コンシェルジュの紺です。

夏至は「一年で一番日が長くなる季節」。

明るい日差しが似合う、そんなお客様がいらっしゃいました。

【紺シェルジュの業務日誌〜夏至〜】

夕方の時間になっても空が明るい。

そういえば今日は夏至だったなぁと、

朝のミーティングでの話を思い出した。

カウンターに麦わら帽子をかぶったお客様がいらっしゃる。

カフェタイムに旧暦茶房に入っていかれるのを見かけたお客様だった。

どこか記憶に引っかかる方だった。

「あの、こちらのホテルで貸し切りで食事をできるところはありますか?」

そこで貸し切りのプランについてご説明する。

春夏秋冬をイメージした個室や、日替わりのメニュー、

月に一度の満月御膳などもご紹介する。

日付や人数についてお尋ねすると、お客様は後ろに呼びかけた。

「秋路さん、いつがいいと思いますか?」

女性の後ろに目をやって驚いた。

男性も私に気づいたようで、小さく会釈する。

「その節はお世話になりました」

「こちらこそ、先日はご利用ありがとうございました。

 失礼ですがもしかして…」

「はい。彼女が立夏です」

女性の顔を見て記憶がはっきりした。

立夏の頃に訪れた、浮草秋路様、そして橘立夏様。

お二人の関係はマダム支配人も気にしていたけれど…

立夏様の指に光る指輪が目に留まる。

そんな私に気づいた立夏さんが微笑む。

「実は、さっきプロポーズしてもらったんです。

 それで、もしできたら、

 このホテルで両親の顔合わせができたらと思って」

聞けばハーバリウムと絵手紙のやり取り以降、

急速にお二人の仲が進展したらしい。

偶然にも、秋路様の弟さんが

立夏さんと知り合いだったことも相まったそうだ。

秋路さんは立夏さんの名前にちなんで

「夏に至る」この日にプロポーズを、と決めていたらしい。

そんな人生の節目に、旧暦ホテルが使っていただけることは喜ばしいことだ。

ご予約は満月御膳が提供される日で。

季節にちなんだ睡蓮柄の予約カードをお作りし、お渡しする。

そして食事の予約をして帰っていくお二人をお見送りし、

早速、細かい手配を始めようとして…

お客様が途切れたところを見計らって内線電話を手に取った。
まずはマダム支配人に、

お二人のハレの日にとびっきりサービスができないか相談しよう。

 

*****

睡蓮柄の予約カード:季節に合わせた文具、使いたくなります。

夏柄のポストカード。
 

https://www.midori-store.net/smp/list.php?type=class&mcat=104195&scat=171014


旧暦にちなんだ人生のイベントがあったら素敵ですよね。

おまけで地元でみた睡蓮の写真を。寄り添う二人のイメージで。

看板も何もない、偶然地元新聞で見かけ、出かけてみました。

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まさかの展開に、内線電話を取り落しましたよ(笑)

こんなに早く!?急展開すぎへん!?(笑)

でも、上手く行くときって自分たちも不思議なくらい

とんとんとーんと進むこともありますもんね。

(私もお付き合い開始後半年でプロポーズ

 1年未満で入籍・挙式でした(笑))

 

このお二人の楽しい話題が、また聞けますように^^

 

明日もスタッフの取り組みをご紹介いたします。

お楽しみに!