旧暦ホテル ―古くて新しい暦と暮らす―

2018年立春からスタート。旧暦と共に、「大人の本気の『ごっこ遊び』を通じ、ホテルで過ごすような快適な日々を追い求めていきます。

立冬の取り組み 紺さん

じゅんです。

今日は新月!旧暦神無月の始まりです。

新月モーニングについてはまた後日)

 

昨日は旧暦長月、九月三十日。

そして二十四節気の「立冬」でした。

 

 

立冬って?

 

立冬に関しては、こちらをご覧ください。

kyureki-hotel.hatenablog.com

 

スタッフの取り組み

 

二十四節気の頃になると、スタッフの皆様から

「こんなことしてみたよ~」と教えて頂きます。

毎回とっても楽しみなのですが、今回も早速ご報告頂いています。

 

今日ご紹介するのはコンシェルジュの紺さん。

業務日誌を二十四節気に合わせて提出してくださいます。

さて、今回の「立冬」には

どんなお客様がいらっしゃったのでしょうか・・・?

 

立冬の業務日誌

 

こんにちは。コンシェルジュの紺です。

立冬は冬の始まるころ。時折冷たい風も吹きますが、

今日はほっこりするお客様がいらっしゃいました。

【紺シェルジュの業務日誌〜立冬〜】

今日はあいにくの曇り空。

あまり日が差さないせいか、窓の外が少し寒々しく見える。

日が差したら街路樹の紅葉もきれいに見えるかな…などと考えていると、

お客様がカウンターにいらっしゃった。

「あちらでお茶をいただく間、こちらの本をお借りすることはできますか?」
 

そう言って『童謡えほん』を差し出したのは60代ほどの女性だった。

お散歩途中に旧暦茶房を見かけ、入ろうとしたところ

お孫さんに、本を読んでほしい!とせがまれたそうだ。

お名前と書名を控えさせていただき、

帰りにもう一度お立ち寄りいただければ大丈夫だと伝えると、

ホッとした様子で絵本を手に旧暦茶房へ向かわれた。

 ……

しばらく時間が経ち、先程のお客様、笛吹詩子(うすいうたこ)さんと

3歳のお孫さん紅葉(くれは)ちゃんが本を返しに来てくれた。

「さざんか さざんか さいたみちー♪」

返却の手続きをしている間、紅葉ちゃんは「たき火」を口ずさんでいる。

手にとった絵本に、偶然、幼稚園で習った「たき火」があったらしい。

ゆったりした一時になったとのことだった。

「ねーおばーちゃん、さざんかってなにー」

「んー、確か公園にあったね。帰りに見ていこうか」

「いくー!」

手をつないで帰っていく二人を見て、とってもほっこりした気持ちになった。
同時に、さざんかってつばきとそっくりだけど

見分け方わからないんだった…と感じ、調べてみる。

椿(ツバキ)と山茶花サザンカ)を見分ける方法をご紹介
 

https://lovegreen.net/gardentree/p67942/

山茶花と椿の見分け方!4つの違いがわかれば簡単だった
 

https://usefultopic.com/archives/1061.html

こう考えると立冬の今の時期はサザンカだ。

紅葉ちゃんがサザンカを見られるといいなと思いつつ、

頭の中で「たき火」の歌を思い出していた。

 *****

山茶始開(つばきはじめてひらく):立冬の初候

読みはつばきですが山茶花をさしているそうです。

『童謡えほん』萩原昌好・著 あすなろ書房
 

http://asunaro.bookmall.co.jp/search/info.php?isbn=9784751527085
 

童謡の「詩」を楽しむ絵本。メロディーがない詩も収録されています。

久しぶりに「たき火」の歌詞を調べたら、

3番あったんだ…とか1番2番を繰り返すんだ…とか新発見。
 

https://sp.uta-net.com/song/38918/

旧暦茶房のみご利用のお客様でも、

お手続きいただければライブラリの本は貸出しております。

…とわかりやすく掲示しようかな。

 

お散歩途中の楽しいお客様との楽しいひと時を

私も他の仕事をしながらこっそり見ていて

羨ましく思っていました(笑)

 

「こんなことできるかな?」

「泊まってないけど、いいですか?」

お気軽にコンシェルジュ、もしくはフロントにお尋ねくださいね。