葉月のまとめ旅行記(葉月の「旧暦ホテル」まとめ)
ホテルに到着し、送迎の車を降りる。
ひとり旅でやってきた「旧暦ホテル」という、少し変わったホテル。
口コミをネットで見ると、まあまあの高評価があり
女性一人で泊まる人も多いということで
試しに女一人で一泊することにした。
平日はもちろん仕事、休日出勤も割とある職場で
ストレス解消といえば、外食か買い物くらいしかないのだが
「休み」となるとついつい、家に引きこもってダラダラしてしまい
せっかくの休日が終わってしまう。
そんな休日を変えたくて、ひとり旅に来てみた。
ロビーに足を踏み入れると、秋らしいディスプレイがあった。
そうか、こんな時期なんだなぁ。
仕事が年がら年中同じ業務を繰り返す、季節感の無い仕事なので
草花や季節の移ろいに、随分無頓着になってしまっているが
やはりこういう場所でその時期ならではの物を見ると嬉しくなる。
カウンターには絵手紙が飾ってある。
素敵。こちらも季節感たっぷりだ。
淡いクリーム色の着物の女性が部屋に案内してくれた。
フロントがあるのと同じ1階の、少し奥まった廊下を進むと
何室か部屋の扉があった。
「103」の扉を開けると、玄関スペースが設けられ
そこで靴を脱ぐようになっている。
靴を脱いでオシャレでふわふわのスリッパに履き替え
カラリと格子状の引き戸を開けると
そこには和モダンな空間が広がっていた。
琉球畳と天蓋付きのキングサイズのベッド
そして窓の向こうにはこの部屋専用の庭と露天風呂が見える。
部屋には秋らしい、素敵なお花が飾られていた。
鶏頭、というお花らしい。生花であることにびっくり。
聞けば、お花専門のスタッフさんが、毎日お手入れをしているらしい。
部屋とお花に驚いていると
「今夜は十五夜です。宜しければ夜にお庭でお酒をどうぞ」
着物の女性はそう言って、冷蔵庫にあるドリンクの説明をしてくれた。
この地方の日本酒が数種類、小さな瓶でいくつか入っていて
味の説明が書かれたリーフレットも見せてくれた。
部屋でくつろぐのとは別に
館内を自由に歩ける浴衣のレンタルがあるそうで
私は内風呂にサッと入って
早速浴衣のレンタルと着付けをお願いした。
露天風呂は寝る前のお楽しみにとっておこう。
レンタルした浴衣を着て、早速ライブラリーへ。
コンシェルジュのお姉さんと話してみると
この時期は雲の写真集がお勧めということで
夕食の時間までのんびりと、雲の写真を眺めた。
すごく贅沢な時間を過ごせてるなぁ。ひとり旅最高。
夕食の時間になったので、最上階のレストランへ。
一人分の夕食がさみしかったので
ついお隣の二人分の物を写真に撮ってしまった。
お腹もいっぱいになったので、部屋へ戻ってひとり酒。
庭に出て、ソファーでくつろぎながら
辛口の日本酒をガラスの器で頂く。
器も何種類か用意されていて
器を変えるだけで味も香りも変わったような感覚がして面白い。
「十五夜お月さま」なんて見たの、子どもの頃以来じゃないかな。
着物の女性曰く、今夜は満月じゃないらしいけど
ほぼ満月の美しい仲秋の名月が、日本酒に映りこんだ。
翌朝。結局夜はそのまま眠ってしまったので
朝から露天風呂に入ってさっぱりしてから朝食会場へ。
朝食は和食にしてみた。
デザートもついてくる。
お腹いっぱいになった。
部屋に戻り、部屋に置いてあるファイルを見る。
昨日のお酒の説明と一緒に、今履いているスリッパの説明もあった。
和綿のスリッパだそうで、お土産として購入も出来るらしい。
ひとり旅で、お土産を渡す人もいないので
今回の旅行のお土産は
自分へのプレゼント、ということで
このスリッパを思い出に買ってみようかな。
もうすぐチェックアウトしなければいけないのが名残惜しい。
季節を変えて、また訪れたいホテルになった。
葉月の旧暦ホテルのまとめ、妄想旅行記でした(笑)
先月は台風で出来なかったので、先月分に入っていた和綿も入れてみたり。
絵手紙、新月御膳:snowさん
雲の写真集、和綿:紺さん
鶏頭のアレンジメント:ラビットさん
ロビー
満月御膳
新月モーニング:じゅん
でした。
来月もよろしくお願い致します^^