旧暦ホテル ―古くて新しい暦と暮らす―

2018年立春からスタート。旧暦と共に、「大人の本気の『ごっこ遊び』を通じ、ホテルで過ごすような快適な日々を追い求めていきます。

台風21号の振り返り その2

じゅんです。

前回はこんな記事を書きました。

kyureki-hotel.hatenablog.com

 

今日はその続きです。

 

 

冷蔵庫の中身と夕食

 

その日は豚肉を焼く予定になっていました。

前日の残りのスープが、お鍋のまま冷蔵庫に入っていて

チルド室には豚肉。

お昼のうちにごはんを多めに炊いていたので

タッパーに入った状態のごはんも冷蔵庫に入っていました。

 

ガスは使えたので「おっ!焼けるやん!」となったのですが

洗い物ができないことに気付きました。

 

ですが、豚肉が食べられないのも

スープやごはんがダメになるのも嫌だったので調理を強行。

 

冷蔵庫を素早く開けて必要な物を全部出し

換気扇が使えないので勝手口の扉を開けて

懐中電灯で照らしながら作業しました。

 

ごはんは停電前はレンチンの予定でしたが

もちろんレンジは使えないので

豚肉を焼いてタレで味付けした後

そのままのフライパンでごはんを炒め、油とタレを吸わせ

そのごはんの上に豚肉を乗せました。

もちろんお皿にはラップをしきましたよ!

 

食卓の直火

 

夕食時、食卓には義母から貰っていたお洒落なオイルランプと

セリアで買っていたキャンドルとキャンドルホルダーを用意し

合計4つの直火で食卓を照らしたのですが・・・

 

暑い

 

熱い

 

とにかく暑い!

 

もちろんクーラーは入らない。窓を開けると暴風。

そんな中で、至近距離の直火は暑すぎました

 

LEDのランタンも買っていたのですが

車中泊用にと車に積み込んでいたので取りにも行けず。

(うちのマンションの駐車場は立体駐車場で

電気が通らないとゲートが開かないのです。これも盲点。

ちなみに停電しなかった大阪北部地震の時は

地震後の点検を経て、使えるようになりました)

 

夫は夕食直前に、仕事を切り上げて帰ってきました。

我が家は自営業で、少し離れた場所にお店があるのですが

そちらは停電も断水もしていないとのこと!

 

夫は夕食を食べた後、店に行って

期限切れのお水があったと大量に持って帰ってきてくれました。

(飲食業等ではありません)

 

また、私の携帯やタブレット、ポケットWiFiも充電しに行ってくれ

非常に助かりました。

ついでにお手洗いにも行ってきたらしいです(笑)

 

寝る準備

 

期限切れのお水を少しずつ使って、体を拭いて歯磨きをしました。

その期限切れのお水を、使用済みのフライパンやお鍋にも

洗剤と一緒に入れました。

その時も懐中電灯は欠かせません。

 

電気の無い部屋は本当に真っ暗で不気味です。

周囲の建物も軒並み停電しているので

外の明かりも入ってきません。

 

普段なら、電気のスイッチや換気扇のスイッチが

「今消えてますよ〜」と色付きの光で知らせてくれていたのも

停電によりつきません。

 

そして「暑いし早く寝ようぜ」と寝室へ行くのですが

やっぱりそこも暑い。

何故か「扇風機は使える」と勘違いしていて

使えずがっかりしました(そらそーだ)。

 

暑さでうなされながらもウトウトし、翌朝を迎えました。

 

避難生活

 

朝、夫は被害の少なかった自分の実家へ電話。

そちらは電気も水道も問題なく

テレビは映らないものの、普段通りの生活が送れているとのことで

急遽その日から、電気が復旧するまで

夫の実家へ避難する事になりました。

 

公共交通機関が、翌朝もまだ随分問題があったようで

タクシー乗り場には長い列。

夫と義父は朝から仕事なので

一人でそこに並んで待って、義母が待つ実家へ行きました。

 

夫の実家は車で20分ほどの所なのですが

近隣地区ではうちのマンションの一角以外は

停電断水問題無いようでした。

(近所の電線がブチ切れてたのが原因かと)

 

そこからは超快適避難生活でした。

お風呂に入らせて頂き、素麺もご馳走になり(具沢山♪)

昨夜は眠れてないでしょうと

元々夫の自室だった部屋のベッドにお布団も用意して下さり

グースカ昼寝までしてきました(笑)

 

実は夫の実家へ行ったのは、これまで数えるほどだったので

(だって職場で義両親とは会うので。自営の家族経営です)

結構緊張して伺ったのですが

とっても良くして頂き、嬉しかったです。

最終的に2泊3日させて頂きました!

 

冷蔵庫の中身事情

 

自宅の冷蔵庫の中身ですが、

台風の翌朝に義父が持ってきてくれた保冷剤と保冷バッグ

そして、我が家でまだ凍っていた食材や保冷剤と保冷バッグを使って

6割ほどの食材を、店にある小さい冷蔵庫に移すことができました。

お陰様で助かった食材や調味料も多かったです。

 

翌朝になっても冷蔵庫も冷凍庫も

もちろん温度の上昇はありましたが、まだ何とかひんやりしていて

朝にはまあまあ冷えた葡萄も頂けました。

 

まとめ

 

・停電と断水はセット

・お風呂の残り湯は捨てない

・冷蔵庫は開けないようにするが、さすがに2日以上は無理

・乾電池はたくさん用意しておく

・直火は暑い

・暗いと食べるのも大変

・ガスが出ても換気できない、洗い物も出来ない

・懐中電灯を使いながら料理をするのは危ない

 

等々・・・。色々考える事が多い災害になりました。

今後、今回のように大きな台風が来る時には

外の物を中へ入れる事以外にも、以下の点をチェックしようかと。

 

・冷蔵庫の中身のチェク

・おにぎり等を作って、冷たくても食べやすいように準備

・乾電池の数をチェック

・懐中電灯、ランタン等の明かりは全て出して準備

・準備するべき物は全てひとまとめにしておく(片づけも楽)

・お風呂の残り湯の量のチェック(少ないなら足す)

・時間によってはあらかじめお風呂に入っておく

・バケツの準備

・携帯やタブレット、ポケットWiFiの充電

・蓄電池の購入、充電具合のチェック

・保冷剤と保冷バッグの準備(局所的に長期化する場合に備えて)

 

先日から考えていたチェック項目です。

まだまだ不備があると思いますが

今後も常に考え続けていくことにします。

 

台風は「来る事が分かっている災害」なんやと思いました。

台風なんてと思わず、今後はきちんと前もって準備しておきたいです。