旧暦ホテル ―古くて新しい暦と暮らす―

2018年立春からスタート。旧暦と共に、「大人の本気の『ごっこ遊び』を通じ、ホテルで過ごすような快適な日々を追い求めていきます。

芒種の取り組み 紺さん

じゅんです。

一昨日の旧暦四月二十三日は

二十四節気の一つ、芒種でした。

 

 

スタッフの取り組みのご紹介

 

一昨日の芒種から

旧暦ホテルのスタッフの取り組みをご紹介しています。

 

「スタッフ」というのは「旧暦ホテル」のシステムの中で

家事を利用して旧暦を楽しんだり

ホテルのように自宅を整え快適にする「ごっこ遊び」を

一緒にしてくれている仲間です^^

 

一昨日は櫻井もえさん

kyureki-hotel.hatenablog.com

昨日はラビットさん

kyureki-hotel.hatenablog.com

 

お二人の取り組みをご紹介してきました。

 

コンシェルジュの紺さん

 

今日は紺さんの業務日誌をご紹介します。

紺さんは二十四節気に合わせて

季節のお出かけ場所やグッズを調べて

お客様に情報を提供して下さる「紺シェルジュ」。

 

芒種はどんなお客様をご案内していただいたのでしょうか?

 

芒種の業務日誌 

 

コンシェルジュの紺です。

芒種は「穂の出る植物をまく季節」。

植物には恵みの雨かもしれませんが、

空模様の気になるこの季節にも、お客様には足をお運びいただきました。

【紺シェルジュの業務日誌〜芒種〜】

とうとう旧暦ホテルのあるエリアも梅雨入り宣言が出た。

梅雨らしく窓の外は雨模様。全体的にくすんだ色合いだ。

そんな夕暮れ時にパッと目を引く

和傘をお持ちのご婦人がお二人、

コンシェルジュカウンターに立ち寄ってくださった。

お二人は野木千鳥(のぎ ちどり)さん、種田まつ(たねだ まつ)さん。

着物のレンタルのお問い合わせだった。

聞けばお二人は、日本舞踊の教室知り合った元同級生だそうで、

70代とは思えないほど姿勢がお綺麗だった。

「お持ちの和傘、とても素敵ですね」と声をかけると、

石川県金沢の伝統工芸・金沢和傘だと教えてくださった。

細部まで美しい手工芸品だ。思わずじっくり見せていただいた。

本当なら、当ホテルへも着物で来る予定だったが、

あいにくの天気と長距離移動のために断念。

そんなところに、着物レンタルのパンフレットが目に留まったそうだ。

明日は幾らか雨も止みそうな予報。

近くの紫陽花や花菖蒲のスポットお伝えすると、

着物と和傘で写真でも撮ろうかしら、と微笑んでくださった。

ふと、春に来た女の子3人組を思い出す。

友達と一緒に旅をし、季節の装いをして花を愛でる。

それはいくつになってもわくわくするものなのかもしれない。

 

*****

名前:芒種の芒(のぎ)と種、和傘制作の工程「千鳥がけ」、

加賀藩前田利家の妻「まつ」から。

金沢和傘:和傘の参考資料はこちら。
 

https://www.shakaika.jp/blog/2491/kanazawa_wagasa/

裏側にも細部までこだわるハンドメイド。

石川県は美しい工芸が多いイメージです。

一度本物を目にしてみたいものですね。

 

雨の日にも着物レンタルを行っております。

お天気が良い日は正絹の着物を

雨の日は気兼ねなく着られるポリエステルの着物をどうぞ。

 

アンティークの着物からモダンな物まで

色々取り揃えております。

お気軽にお申し付け下さいませ。

 

金沢の和傘、雨の日限定でロビーに飾りたいものです。

紺さん、当ホテルにも1本選んで注文お願いします(笑)