桜の開花時期と旧暦
じゅん(@JMaugun)です。
あの寒かった冬を考えると、ちょっと意外ですが
今年の桜は例年よりちょっと早め。
ですが実は私は予想していたのです!(半信半疑でしたが(笑))
立春と旧正月の位置関係
今年は新暦2/4が立春、新暦2/16が旧暦一月一日、旧正月でした。
いわゆる「年内立春」。
旧暦での年が明けない内に、立春が来ることを
このように言うそうです。
この辺りの事は、以前ブログで3日かけて考えてみました。
年内立春からの春の訪れ方
旧正月の日が遅くやってきました。
こういう年は冬が長く、春の訪れが遅くなります。
(旧暦一月一日から春なので)
確かに今年は大雪があったり、寒い日も続いたり
なかなか春がやってこないなぁという印象でした。
ですが、私はこの頃気になる情報を得ていたのです。
旧暦で春の訪れがこのように遅い年は
桜の開花が早い傾向がある
「さすがに違うやろ。春の訪れが遅いのに。
寒い日が続くのにどうして桜の開花は早いの?」
半信半疑だった私は、どの本で読んだかいつ読んだのか
メモも残さないままスルーしていました。
そして現在
「ほんまに開花早い!」
とビックリしている状況です(笑)
資料を探す
慌てて、読んでいた本を読み返したりしたのですが
一体どこに書いてあったのか、全く見当たりません。
もしかしたら図書館で借りた本だったのか・・・。
そこでネット上でも探してみたら、一つ見つけました!
http://www.e-rice.jp/chirashi/no33a
「お米のてらにし」さんの「ねえきいて」というPDF。
ここにこのように書いてありました。
『春』の訪れは遅いのですが、晩春の気温の立ち上がりが早く、
桜や桃の開花は例年より早い傾向にあります。
見つけたー!
もう「お米のてらにし」さんと握手したい気分です(笑)
西行の和歌
この方、とっても有名な和歌があります。
ねかはくは 花のしたにて 春しなん
そのきさらきの もちつきのころ (山家集)
この「花」というのが桜のこと。
「きさらき」は「如月」、二月。
「もちつき」は「望月」、満月のこと。
二月の満月の頃に桜の下で死にたい、ということですよね。
建久元年(1190年)二月十六日(もちろん旧暦)に亡くなったそうです。
この年は、まさにこの日が満月だったそうな。
実際にこの日に桜が咲いていたかどうかは分かりませんが
今年の大阪府は「その如月の望月の頃」に満開を迎える桜も多そうです!
場所によっては今年の満月、旧暦二月十五日(新暦3/31)に
満開予想が出ている場所も♪
ちなみにこちらが西行ゆかりの弘川寺の桜予報。
満開予想日が新暦4/1!満月の翌日♪
西行が亡くなった年も、今年のように
年内立春で桜の開花が早かったのかなぁ~、なんて考えたりしました。
ちなみに河南町は「かなん桜プロジェクト」というのを進めているそうで
町内の桜ガイドなども町のサイトにありました。
お近くの方は是非、足を運んでみてください。